イライラが消えると、あなたはどう変わる?

本当はおおらかに対応したい。
でもイライラすると、相手への不満で頭がいっぱい!
「なんでそうなんの?」
「もっとこうすればいいのに」
そんなふうに感じることってありませんか。
私は仕事中、部下や後輩、意見の合わない相手に対してイライラしてしまうことが多かったです。
そうやってイライラして
「文句や嫌味のひとつやふたつ言いたい。」
でも
「おおらかに対応できる人になりたい」
「小さいやつって思われるかもしれないし、逆に自分が悪いって言われるかもしれないし。」
こんな感じで、エネルギーを消耗していました。
自分はイライラする人なんだと諦めていた私ですが、怒りをクリアリングしてたくさんの変化を経験しました。
このイライラがまるっと、なくなってしまった体験をまとめました。
目次
楽になる
まずは当たり前だけど楽になります。イライラしないとそれだけで楽だし、その怒りを我慢しなくていいからです。私はリラックスして、体の力が抜けた感覚を持ちました。
私のクライアントさんでも同じように感じる方がいて、感情を扱えるようになったら脳波がリラックス状態に近づいた、という方もいました。
(感情カウンセリングの効果測定はQOLシートと脳波測定で行います。脳は測定は希望者のみです。)
キャパが広がる
イライラするのも、それを我慢するのもエネルギーを使います。だからイライラしないってエネルギーの省エネです。
今までそこに使っていたエネルギーが別のことに使えます。
仕事は捗るし、プライベートにもエネルギーを回せます。
私は以前より少ないエネルギーで多くの仕事ができるようになったように感じています。もしくは同じ仕事量をこなすときに少なく感じることが多いです。
時間と心の余裕が手に入り、キャパが広がります。
自分のキャラが変わる
キャラというのは感情が作っている側面もあります。
例えば「すぐ怒る人」「〇〇で怒る人」など。
怒りだけでなく「落ち込みやすい人」「すぐ拗ねる人」「楽観的な人」「〇〇が好きな人」という感じです。
私は自分が言ったことが相手に理解されないとイラッとするパターンを持っていました。
仕事中、一度でうまく通じないとイラッとしたし、相手がキョトンとしてるとイラッとしたし、それはもう大変でした。
だから「すぐイライラする」とか「聞き返すと不機嫌になる」キャラでした。それがイライラしなくなって、このパターンをやめると、キャラが変わりました。
実は自分ではそんなに自覚していなかったんですが、ある日から「話聴くの上手ですね」とか「話やすい」「Shioriさんなら安心して話せる」なんて言ってもらえるようになりました。
イライラしていた頃に「質問や確認がしづらい」と指摘されたことがあったので本当に驚きました。
最初は言われる内容が変わりすぎて相手が嘘ついているのかと思ったくらいです。笑
冷静な判断力と対応力がつく
イライラしていた頃は、一度言ったことが相手に通じないときはイライラを抑えながら、もう一度説明していました。
「なんでわかんないの?」って気持ちでした。
でもイライラがなくなると、今まで感じていた「なんでわかんないの?」という気持ちが湧かなくなるんですよね。
ただ淡々と相手が理解していないという事実だけを把握して、足りないであろう情報を補足して終わりです。
だから結果的に、冷静に、淡々と物事に対応できる人になっていきます。感情的になっていた頃と比べて冷静な判断力と対応力が上がると言えます。
器が大きくなる
イライラしなくなるって、受け入れられることが増えて、器が大きくなることです。
過去の私は、相手が一度で理解してくれないとイライラしていました。それは一度で理解する人以外を受け入れられなかったということです。
でも、今は特に気にならないです。以前なら受け入れられなかった一度で理解しない人のことも受け入れられるようになりました。一度で理解されない状況や何度も繰り返し説明する状況を受け入れるようになったとも言えます。
こうやってだからイライラがなくなればなくなるほど、許容範囲が広がって、器は大きくなっていきます。
自分と相手の境界線がはっきりする
イライラしていたころの私は「自分ができるから相手もできる」「自分がわかってるから相手もわかっている」って感じやすかったです。自分と他人の境界線が曖昧だったんですよね。
だから「なんでわかんないの?」「普通これくらいできるでしょ?」って相手を責めてしまっていました。
イライラすればするほど相手との心理的距離感も近くなり、わかってくれることを求めてしまいました。相手との境界線がないので「わかってくれるはずなのにわかってくれない!」っていう感覚でした。
相手は自分と同じように感じるはずだと言う無意識の前提が「自分は自分、相手は相手」って感覚になりました。
自分も相手も大切にできる
境界線がはっきりすると自分のことも相手のことも大切にすることができます。それまでは自分と相手の境界線がないのでどちらかを選ばなくてはなりませんでした。
どっちが正しいか、どっちがいいかと二元論に陥ってしまうことが多く、相手に合わせて自分が我慢するか、相手が自分に合わせるかしか答えがないように感じていました。
でも「相手と自分は違うんだ、それでいいんだ」と感じられるようになるとどちらか選ぶ必要がないので自分も相手も大切にできる感覚が生まれました。
人の話が聴けるようになる
イライラしている時は自分の正しさを誰かにわかってもらいたくてたまりませんでした。
相手の都合とか、相手の気持ちとかまで考える余裕はありませんでした。本当は考えたかったけど気持ちがついていきませんでした。
例えば、それまではできない理由を言われれば言い訳っぽく感じていましたが、素直に受け取ることができるようになりました。「そっか、そういう事情があるんだ」って相手の気持ちに寄り添う感覚が生まれました。
自分にも優しくなった
同じように自分にも言い訳を許さない厳しい一面があったことに気がつきました。「やるって決めたことはやるのが当たり前」って感じだったのです。
ちょっと休みたいとき、どんな事情も言い訳として自動処理していました。
自分への優しさと相手への優しさは比例すると感じました。
人間関係が良好になる
当然ですが、人間関係は良好になりました。
イライラしないで話せるので楽だし、楽しめます。単純に考えて、自分が理解できない時に、イライラして独りよがりな説明を繰り返す上司と、冷静にどこが分からないのか様子を見て適切に伝えようとしてくれる上司とではどちらの上司と接していたいでしょうか。
もちろん後者ですよね。
世界が広がる
人間関係が良好になって、いろんなことが受け入れられるようになってくると自然と世界が広がります。
「こんな考え方があるんだ」とか「今までこうしてたけど、これもいいかも」そんな感じで自分の中が多様になっていく感じがしました。
イライラしている状態って自分を守ることに意識が行きがちです。私はイライラして攻撃的になっていましたが攻撃は最大の防御、自分を守るベクトルの意識でした。
それが弱くなって、安心していろんなものと関わって、楽しめるようになったなぁっていう実感があります。
人生が変わる感情のクリアリング
ここまで私の体験をもとにイライラがまるっとなくなったらどんな変化を体感できるかをご紹介しました。
イライラがまるっと消えてしまったら、イライラが作り出していたキャラも、感じ方も、発想も、攻撃性も一緒になくなってしまうのだからいろんなことが変わるのです。
実はそんなに難しくない感情のクリアリング、やってみたい方はぜひお声がください。
まずは自分で試してみたい方はこちらの書籍で
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