究極のイライラ対策。イライラしてしまう人が変えるべきたった一つのこと。

同じことでもイライラしやすい人とイライラしにくい人がいます。

イライラしやすい人の考え方があるとか、性格的な特徴があるとかよく言われますね。確かにいろんな特徴はあります。

一番の違いはなんでしょうか。

それは、幸せや豊かさの条件が周りの人や環境の良さにあるか、自分の中にあるかの違いです。

例えば、部下のイライラを例に考えてみると、

幸せや豊かさの条件が外側にある場合は部下がスムーズに動いてくれることが自分の気分をよくしてくれます。

でも、自分の中にある場合は部下がスムーズに動くことはいい気分でいる必須条件ではありません。

周りの人や環境がいいと幸せになれる・気分が良くなる、と感じているか、そうじゃなくても自分は幸せだと感じるかの違いです。

周りに惑わされずに幸せを感じるには自分軸が必要です。だから自分軸を手に入れて、自分で自分を満たせるようになることは究極のイライラ対策です。

実際に私も試してみた究極のイライラ対策、周りの人や状況に左右されない自分になる方法をお伝えします。

イライラしやすい人の特徴「他人軸」

イライラしやすい人は、相手の行動によって気分が左右されます。相手が仕事をしっかりするかどうか、時間を守るかどうか、相手が自分を認めるかどうかで気分が変わってしまいます。

相手に合わせてしまったり、顔色を見たり、相手のために何かをしたり、何かを選ぶときの基準が相手になってしまうこともあります。

「〜すべき」など思考が原因になってイライラすることがありますが、これも結局は自分が「〜したい」ではなく誰かが言っていたすべきことをしようとする他人軸だと言えます。

イライラしにくい人の特徴「自分軸」

イライラしにくい人は相手の行動に気分が左右されることがあまりありません。相手が仕事をするかどうかより、自分が満足できたかどうか、自分が時間を守れたかどうかの方が関心ごとです。

なにかを選択するときは自分がどうしたいかで決めます。例え相手のためになる行動であっても相手のために選択するのではなくて、自分がやりたいからやります。

究極のイライラ対策「自分軸」

他人軸になるとイライラするのには2つの理由があります。

1つめは、コントロールできないからです。

相手の反応や周りの状況に期待しても、それはいつも望み通りになるとは限りません。人はコントロールできないものに対して不安を感じやすく、不安は怒りに変わります。「なんでそうなるの?」「本当はこうして欲しいのに」と言った具合です。

2つめは、いつまでも満たされないからです。

相手や周りが自分のことを満たしてくれても、それは一時的なものでしかありません。

欲しいものは自分で自分に与えられるようにならないと本当の意味で満たされることはありません。相手や周りに期待して満たされるかどうかわからない不安定な状況が続きます。

そうすると、周りのために行動することでどこかやらされている感が抜けなかったり、つまらない感覚を感じてしまうかもしれません。

自分はやりたくない時に誰かのためにやると、なんらかの結果や見返りが必要です。誰かが思い通りのリアクションをしてくれるとか、期待以上の結果が手に入るとかしないと満たされないのです。

「やりたいからやる」自分軸の行動であれば行動そのものに満足感が伴うので、周りに期待する必要はなく、期待を裏切られることもありません。イライラしようがないということです。

とは言え、すぐにいろんなことを自分軸にするのは難しいものです。

私は人に合わせてしまうタイプで人目が気になったり、誰かのために行動する分、期待も多くありました。

いい環境が自分を幸せにしてくれると感じていたので、いい環境にするために頑張るのにそれを手に入れられずにいました。そんな私が自分軸を取り戻すために良かった方法をお伝えします。

まずは自分を満たす

まずは自分を満たすことをおすすめします。自分を満たすというのは本当に好きなものを選んだり、自分の好きな過ごし方をすることです。

おすすめの方法はふたつです。1つめは本音を大切にした選択を積み重ねることです。

例えば日々のご飯、本当に食べたいものを食べているでしょうか。

忙しいから簡単なもので済ませたり、健康の為に体にいいものを食べたりしているかもしれません。本当に食べたいものが別にある場合は、たまには本当に食べたいものを食べてみてください。他にも飲み物、服、どの道を通るかなど少し本音に意識を向けるだけで満たされることがあります。

実際に本音に沿った選択ができたかよりも、しようとしたことが重要です。

日常の中でちょっとだけ、やってみてください。

2つめの方法は1日10分、好きなことをして過ごすことです。

好きなこと、その時に気の向いたことをやってみる10分です。もしかしたら最初は何もやりたいことが思いつかなかったり、何もしないことがしたいかもしれません。そういう時は何もしなくて大丈夫です。

慣れてきたらその10分を快適に過ごせるように準備をしてみてください。綺麗な部屋で過ごしたいと思ったら部屋を片付けたり、あったかい飲み物を飲みたいと思ったら好きなカップや茶葉を自分に買ってあげたり、その10分がより自分好みに、心地よくなるような準備です。

こうやって自分の本音を大切にしたり好きなことをして過ごしていると、自分にとって大切なことがなんなのかがわかってきます。

自分を満たすことで自分の大切にしたい価値観や自分軸が見つかります。

見つかった好きなこと、大切にしたいことは日々の生活の中で大切にしてください。これを大切にすることは自分を大切にすることです。

朝ゆっくりするのが好きなら、出勤時間を遅くするとか、少し早起きするとか、自分の小さな好きを大切にできるように心を配ります。

そうすると本当に満たされていきます。

私はその時によってやりたいことは違うのですが、好きな音楽を聞いたり、ストレッチしたり、散歩に行ったりしています。それをするだけでなく、それをしたいなと思った自分のために時間を作ってあげること、その時間に自分が満足するように準備してあげることが本当に幸せです。

誰かが褒めてくれるよりも、周りに好かれるよりも、誰かの愛の言葉よりも、深く静かに満たされていくのを感じます。

この自分を大切にしている実感が、他人や環境に頼らずに自分を幸せにする感覚なんだと感じます。

「自分のために」行動する

今度は10分以外のところでも「自分のために」する行動を増やしていきます。それが例え相手のため、周りのためになる行動であっても同じことです。まずは「自分がやりたいかどうか」を自分に問いかける癖をつけていきます。

例えば仕事で誰かに「こう言ってほうが分かりやすいんじゃないか」「もっとこんなふうに説明したほうがいいんじゃないか」そう考える時ってありますよね。それで相手が思うように理解しなかったらイラッとするものです。

人のために動くと、相手に無意識に期待してしまうからです。期待まで行かなくても、ここまで説明したらわかるだろうとか、こう言ったらこう動くだろうとか、なんとなく予想が働いてしまうものです。

「自分のために」「自分がやりたいから」行動することを大切にして、自分がわかりやすく言いたいから分かりやすく言う、それで完結、としていきましょう。なかなかできない場合は本当にそうしたいわけではないのかもしれません。別の本音が隠れている可能性が高いです。

別の本音がある時は、それを聴いてあげることが重要です。

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イライラしない=本当に欲しいものをあげること

イライラしない自分になるためには感情のコントロールが必要だと思っている人も多いかもしれません。でも、本当に必要なのは自分が大切にしたいことを大切にして、欲しいものを与えてあげることです。

そのために自分のことを知って、何をしたらいいか考えていくことが必要です。

怒りはそれを知るためのメッセージに過ぎないのです。

怒りをコントロールして解決しようとすることは、自分の望みに蓋をすることです。

怒りのメッセージを聴く力をつけて、自分の本音を満たすことで、イライラを手放していく人が増えたらいいなと思います。

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